イベント取材がつらい50代 記者が「キラキラなAI推し」に感じた違和感とは?

ITイベントの主役は、今やAI一色だ。特に事務業務やコミュニケーション分野の進化は目覚ましく、会場にはポジティブなメッセージがあふれている。だが、その「キラキラなAI推し」の熱狂に、50代のベテラン記者は違和感を抱いていた。

 筆者は最近のIT系イベントにはオンラインで参加するケースが多く、リアルなイベント参加の機会がなかったが、久しぶりに都心で行われたイベントに参加した。リアルの独特な空気感もあり伝わるものが違うような気がするが、大勢の人に接すると、どうしても疲れてしまう。50代という年齢のせいもあるのだろう。

イベント会場を動き回る取材陣、進む高齢化を実感

 IT系のイベントに参加する目的は、もちろん記事作りのためだ。事前にどんな企業が参加しているのかを把握した上で、基調講演などは漏らさず視聴し、カメラを片手に展示会場を歩き回る。事前に報道関係者として登録していたため、腕章を付けて記者席でPCを広げることができ、取材時にメモを取りやすい環境を用意してくれていた。

 大規模なイベントになると、メディア関係者の部屋には各種情報が配布され、現場で取材を調整してくれることもある。今回は1つの企業が開催したイベントだったため、記者席以外は用意されていなかったが、記者席だけでも用意してくれたことはありがたかった。多くのパートナーが協賛として参加していたため、ブースを回っている時間が長く、部屋でゆっくりと原稿を書く時間もなかったのが正直なところではあるが。

 30代のころは勢力的にブースを回って記事のネタを探したものだが、年齢を重ねるとフットワークが重く、全てのブースを回ることは正直難しい。同じように腕章を付けて各ブースを回る50代前後の同業者を見るにつけ、記者業界も高齢化が進んでいることを実感する。

会場のキラキラな"AI推し"に戸惑う記者が感じた「違和感」

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