ライセンス値上げと権限管理に悲鳴 鈴与STがファイルサーバ見直しでコスト6分の1に
鈴与システムテクノロジーは、クラウドで運用していたWindowsファイルサーバを刷新し、Fileforceを導入した。運用コストを約6分の1に削減したほか、バックアップ運用の負担軽減や問い合わせ削減などの効果があったという。
鈴与システムテクノロジーは、クラウドで運用していたWindowsファイルサーバを見直し、Fileforceのクラウドストレージサービス「Fileforce」を導入した。Fileforceの発表によると、運用コストを約6分の1に最適化した他、バックアップ運用の不要化や問い合わせ削減につなげたという。
ライセンス値上げと人事異動、 そして限界を迎えたファイルサーバ
鈴与システムテクノロジーではこれまで、クラウドに構築したWindowsサーバ環境をファイルサーバとして運用していた。だが、仮想基盤ライセンス費用の値上げを契機に、ファイル基盤全体の見直しを進めたという。
加えて、組織拡大や人事制度変更に伴い、アクセス権管理が複雑化した。データ容量の増加によってバックアップ負荷も高まり、処理に丸1日を要することもあった。誤削除時の復旧対応も含め、運用負担が課題となっていた。
特に人事異動の時期には、アクセス権変更やファイルの誤移動、容量不足に関する問い合わせが集中した。大規模な異動時には、対応完了までに2~3日を要するケースもあったという。
こうした課題を解決するため、同社が導入したのが法人向けクラウドストレージのFileforceだ。選定理由として、過去バージョンを復元できる点に加え、別名保存やローカルダウンロードにも対応するバージョンファイル機能を評価した。また、ファイル名だけでなくファイル内容まで横断検索できる検索機能「IntelliSearch」や、Windowsエクスプローラーから従来に近い操作感で利用できる点も決め手になったという。既存の運用スタイルを大きく変えることなく導入できる点も、全社展開のしやすさにつながったとしている。
導入後は、運用コストを従来比で約6分の1に削減できた。バックアップ運用そのものが不要になったことで、確認作業や障害対応にかかる工数も削減された。さらに、ユーザーからの問い合わせ件数も大幅に減少したという。
この他、社外からの安全なアクセス環境を整備したほか、ログ機能やセキュリティセンターによる操作履歴の確認にも対応。利便性の向上に加え、監査対応の強化にもつながったとしている。
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