パナソニック デジタル、巨大データベースをクラウドへ段階移行で年間7000万円削減
パナソニック デジタルは、Oracle Cloud Infrastructureへの移行事例を公開した。統合データベース基盤にOCIを追加採用し、販売統計分析システムで年間7000万円のコスト削減を実現したという。
パナソニック デジタルは、パナソニックグループの統合データベース基盤に、クラウドデータベース基盤として「Oracle Cloud Infrastructure」(OCI)を追加採用した。オンプレミス環境で運用してきた既存基盤を段階的にクラウドへ移行し、システム全体の最適化とコスト削減を進める予定だ。
パナソニック デジタルが迫られたインフラの最適化
これまで、同グループでは「Oracle Exadata」を活用し、統合データベース基盤を運用してきた。だが、グループ内の多くのサーバやシステムが更新時期を迎える中、今後の事業拡大を見据えた拡張性の確保や、アプリケーション構成を含めたインフラ全体の最適化が課題となっていた。
こうした背景を受け、同社は小規模な業務システムから大規模システムまで段階的にOCIへの移行を推進した。現在では、グループ内で168台のサーバ、540TBのデータ容量、25を超えるシステムがOCIで稼働している。クラウド移行に当たっては、既存のOracle Database資産を活用しながら、運用効率と柔軟性の向上を図った。
導入効果としては、グループ内でも最大規模となる販売統計分析システムにおいて、年間7000万円のコスト削減を実現したという。さらに、その他のシステムでも10~50%のコスト削減効果を創出。加えて、リソースを柔軟に拡張できるクラウド基盤の採用により、システム増強時の対応スピード向上や運用負荷の軽減にもつながっているとしている。
企業の基幹システム領域では、老朽化したオンプレミス基盤の刷新に加え、コスト最適化や運用効率向上を目的としたクラウド移行が加速している。今回の事例は、大規模な既存Oracle環境を維持しながら、段階的にクラウド活用を進めた取り組みとして参考になるだろう。
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