ID管理を1週間から半日へ 泥臭いコピペ作業を短縮したテック企業の内部統制術

クラウド事業を営むクララは、SaaS利用拡大に伴いアカウント発行業務の手作業が増加する中、複数サービスをAPI連携させることで運用を自動化。新入社員向けアカウント準備のリードタイムを大幅に短縮したという。

 クラウドサービス事業を手掛けるクララは、クエステトラのBPM(業務プロセス管理)ツール「Questetra BPM Suite」を導入し、ID管理やアカウントの発行発行プロセスを刷新した。SaaS利用拡大に伴って複雑化していた運用を見直し、複数SaaSとのAPI連携を含むワークフロー基盤を構築。新入社員向けアカウント準備のリードタイムを、従来の延べ1週間から実質半日へ短縮したという。

社内のSaaSが激増、「コピペ頼み」の管理が限界に

 クララは日本と中国を軸にクラウド事業を展開しており、社内DXの推進に伴って利用するSaaSの数が増加していた。これまで、入退社に伴うアカウント管理のフローはQuestetraで運用していたものの、実際のアカウント発行作業は各SaaSの管理画面で個別に実施しており、担当者によるコピー&ペースト作業に依存していた。

 特にコロナ禍以降、テレワークの定着によって利用するSaaSはさらに増加。アカウント発行対象サービスの拡大に伴い、情報システム部門の運用負荷も増大していた。また、申請状況や処理進捗(しんちょく)をリアルタイムで把握しづらく、関係部門との連携にも課題があったという。

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