三十三銀行、「営業支援AI」で顧客対応記録を1件当たり最大30分削減へ

三十三銀行は営業支援AI「bellSalesAI」を採用した。面談記録作成時間を営業店で1件20~60分、本部で60分超削減し、記録精度改善や顧客対応強化につなげる。

 三十三銀行は、営業現場における面談記録作成の負担増大および顧客対応品質のばらつきを解消するため、ベルフェイスの営業支援AI「bellSalesAI」を導入した。同行は3製品による比較検証(PoC)を実施し、その結果、録音性能や要約精度、操作性、支援体制などが高く評価されたことから、正式採用を決定した。

1件当たり最大30分以上、帰店後の面談記録が行員の負担に

 三十三銀行は三重県および愛知県を主要な営業基盤とする地方銀行で、地域企業や個人顧客に幅広い金融サービスを提供している。営業活動の拡大に伴い、面談記録作成業務が現場の大きな負担となっていた。金融営業では長時間の対話が日常的に発生し、行員は顧客との会話と並行してメモを取る必要があったほか、帰店後には手書きメモや記憶を基に記録を作成する必要があり、業務効率の低下が課題となっていた。

 また、1件当たり最大30分以上を要するケースもあり、記録作業への意識が対話への集中を妨げることで、重要情報の聞き逃しリスクも指摘されていた。加えて、記録の内容や粒度に職員間で差が生じ、組織としての情報の均質化も課題となっていた。

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