何がどうなる? 2026年の中小企業向け補助金ガイド(後編)

デジタル化・AI導入補助金 不採択と「後で全額返金」を防ぐ申請時のチェックポイント

デジタル化・AI導入補助金の申請では、事前準備や書類確認、加点対策など実務対応が重要となり、採択率や返還リスクを左右する。本稿では申請前に押さえるべき実務ポイントを整理する。

 2026年度から「IT導入補助金」は「デジタル化・AI導入補助金」へと名称を変え、AI活用をより前面に打ち出した制度へ刷新された。前編では、採択率9割を誇るIT導入支援事業者への取材を基に、「通る申請」と「落ちる申請」を分けるポイントや、2026年度制度の変更点を整理した。

 一方で、実際の申請段階では、制度概要を理解しているだけでは不十分だ。登録済みITツールの選定やgBizIDの取得、SECURITY ACTIONの宣言、各種決算情報や納税証明書の準備など、事前に対応すべき項目は多岐にわたる。さらに、交付決定後には実績報告や効果報告、賃上げ計画の達成確認など継続的な対応も求められ、要件未達の場合には補助金返還のリスクも生じる。

 「AI導入補助金 2026」の第1次締切は既に終了したが、第2次締切は2026年6月15日に予定されている。本稿後編では、申請前に押さえておきたい実務上の注意点や、見落としやすい返還リスクについて、内田洋行の木口孝司氏(事業企画部)の解説を基に整理する。

「デジタル化・AI導入補助金2026」攻略法 突破率9割のプロが教える落選の防ぎ方

一発不採択を避ける、申請前に絶対確認すべき2つのステップ

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