賢い会社は人とAIをこう切り分ける 中小企業が始めるべき活用とは

中小企業の現場に根強く残る「紙への転記」や「Excelでの数字管理」。生成AIの登場により、大規模なシステム投資なしでも、それらの業務を着実にデジタル化できる時代が到来した。現場の負担を抑えつつ、自社に合ったかたちで効果的にDXを進めるには、どこからどう着手すべきか。

 中小企業の現場には、現在も手書き伝票の処理やFAX、メールからのシステム手入力、「Microsoft Excel」(以下、Excel)への手打ち転記といったアナログな業務が数多く残っている。生成AIの普及は、それらの業務を大きく変革するチャンスの到来といえる。多額の予算をかけた大規模なシステム開発を行わなくても、AIが業務の一部を代替して、人を補助する仕組みを簡単に構築できるようになった。

「欲張らない企業」ほどAI活用がうまくいく理由

 では、具体的にAIをどう活用して、自社に合った形でDXを進めていけばよいのだろうか。プランベースが2026年5月に開催したオンラインセミナー「脱手書き!脱エクセル!AIで始めるDXの最初の一歩」では、AIを使って現場の業務を着実に変えていくための実践的なアプローチが示された。

 セミナーに登壇した同社取締役の安室尚氏は、中小企業がDXにハードルを感じている原因として、現場への導入を阻んでいる「3つの誤解」を指摘した。

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