「ちゃんと廃棄」はたった3割? 古いPCの放置が4割、データ消去も半数が実態不明

企業の機器廃棄と情報セキュリティに関する実態調査の結果によると、使用済みPCなどが社内に残されたままの企業は42%に上り、データ消去が不十分、または実施状況が不明な企業も約半数を占めた。

 HAKUは、「企業のPC・記憶装置の廃棄と情報セキュリティに関する実態調査2026」の結果を公表した。調査は、従業員10人以上の企業に勤務する総務・情報システム担当者600人を対象に実施したものだ。調査によれば、使用済みPCやHDDなどの記憶装置が社内に残されたままになっている企業が42.0%に上るという。また、データ消去のプロセスが適切でない、あるいは実施状況を把握できていない企業は47.1%に達し、廃棄管理の課題が鮮明となった。

やるのは初期化だけ? 約半数がデータ消去を「未確認」

 今回の調査は、PCやサーバ、記憶媒体の廃棄・管理不備による情報漏えい事案が相次いで発生していることを背景に実施された。2025年~2026年にかけては、病院で廃棄処理されたHDDが市場に流出し患者情報が漏えいしたケースや、市役所で使用されていたノートPCの盗難、外部記憶媒体の紛失による顧客情報流出リスクなどが報告されている。いずれもサイバー攻撃ではなく、物理的な管理や廃棄工程の不備が原因だった。

社内に使用しなくなったPCや記憶装置は残っているか(出典:HAKUのリリース資料)

 使用済みPCや記憶装置の保管状況については、「かなり残っている」が12.8%、「少し残っている」が29.2%で、合計42.0%を占めた。一方、「ほぼない(適宜廃棄できている)」は28.8%にとどまり、「分からない」と回答した企業も29.2%あった。

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