Excelの10万行データを3分でAIに処理させる、M365 Copilotの使い方

上司から突然「このデータを見ておいて」と任され、Excelを前に手が止まった経験がある人も多いはずだ。大量データの集計は負担が大きく、分析業務は特定の担当者に偏ってしまう。Copilotのチャットや関数機能は、その前提を変えつつある。

 中小企業向けにAI研修やAI導入支援を手掛けるカンマンの田中健介氏は、「Microsoft Excel」で「Microsoft 365 Copilot」を活用するデモを通じて、大量のデータやアンケートで得たユーザーの声を、業務で活用できる情報へ変換するプロセスを紹介した。まず、ExcelデータをCopilotで分析する方法について、主に3つのアプローチに整理した。

1.大量データを丸ごと読み込ませる「Copilot Chat分析」

2.Excelで対話しながら深掘りする「Copilot分析」

3.セル単位の処理を自動化する「Copilot関数活用」

 3つの手法はそれぞれ得意な処理が異なり、データの性質に応じて選ぶことが前提だと説明した。実演では、ある架空の家電量販店を題材に、売り上げ明細と営業日報、顧客の各アンケートという3種類のデータを順に扱い、手法の違いを示した。

10万行の売り上げデータから「売れた理由」を3分で読み解く

 最初の実演では、家電量販店の法人営業部を想定したダミーデータを用いた。商品カテゴリーや販売チャネル、数量、売り上げ金額などの項目を含む10万件の売り上げ明細のExcelファイルを、「Microsoft 365 Copilot Chat」に添付して分析させる。

 田中氏が強調したのは、最初から的確な指示文(プロンプト)を入力する必要はないという点だ。

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