「顧客管理システム作って」日本語で指示するだけでシステムが完成する最新AIとは?

業務システムを開発したくても、費用や人材の確保がネックとなり、なかなか着手できない会社は少なくない。こうした課題に対し、専門知識がなくても開発を進められる手段が広がりつつある。

 多くの企業がDX(デジタルトランスフォーメーション)の必要性を理解しながら、最初の一歩を踏み出せずにいる。中小企業庁の調査では、DXに本格着手できていない中小企業は95.4%に上る。やらなければいけないと分かっていても踏み出せない背景には、コストの高さ、IT人材の不足、開発にかかる時間という障壁がある。

 AIやデータを組み合わせたコンサルティングサービスを提供するSoloptiLinkの小貫太秀氏は、日本語で指示するだけでシステムを自動構築できるAIサービスを紹介し、中小企業がDXの壁を乗り越えるための実践的なアプローチについて語った。

「顧客管理作って」 105体のAIが企画から公開まで完全自動化?

 小貫氏はまず、中小企業がDXに踏み出せない構造的な要因を整理した。同氏によると、必要性は理解していても行動に移せない原因は、意識の問題ではなく、これまでの選択肢そのものにあるという。従来の選択肢は、コストが高く、時間がかかり、手続きが複雑で、踏み出すこと自体のハードルが高かった。

 障壁は「ヒト・モノ・カネ」の3つに整理できる。例えば資金面では、大手システムインテグレーターへの開発依頼に数百万~数億円、高額なAIサービスの利用に年1200万円規模の費用がかかる。人材面では、エンジニアの採用コストが月80万~150万円に上り、2030年には最大79万人のIT人材が不足すると予測される。時間面では、要件定義から本番稼働まで6~12カ月を要し、その間に技術が陳腐化するリスクもある。

 これらの課題に対し小貫氏は、日本語で指示するだけでシステム構築を可能にするAIサービスによって従来の開発プロセスそのものを変えられると説明する。

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