セキュリティ審査の「正解」も属人化している 400人調査で見えた現場の“限界”

企業の情報システム部門では、委託先やクラウド、社内システムを対象に、外部リスク審査やセキュリティレビューを実施している。だが対象が増えるほど、セキュリティ審査の対象と判断は複雑になる。国内企業の担当者400人を対象とした調査からは、件数の多さだけでなく、判断基準の属人化や例外管理が業務を滞らせる実態が見えてきた。

 委託先やクラウド、社内システムの安全性を確認するリスクチェックでは、審査対象を漏れなく捉え、一定の基準で継続的に判断する必要がある。しかし、実際には審査体制が追い付いていない可能性がある。SecureNaviが実施した調査では、定期的なリスクチェックを「全ての対象に実施できている」とした回答は47.8%にとどまり、39.8%は「一部の対象にのみ実施」と答えた。

定期的なリスクチェックやセキュリティ審査を実施できているかどうか(提供:SecureNavi)

 では、セキュリティ審査の業務が行き詰まる要因は、単純な人手不足や処理件数の多さだけなのか。調査結果を企業規模別に見ると、組織ごとに異なる“詰まりどころ”が浮かび上がる。

企業規模で異なる3つの壁

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