【情シスの宿題】第5回

ツールを入れた。なのになぜまだトラブルが起きるのか?

管理ツールを導入し、OSも新しくした。それでも管理外の端末や古い機器がトラブルを引き起こす。導入して終わりにできない、IT資産管理の宿題を考える。

 ツールの導入完了は、宿題の終わりではない。IT資産管理ツールを使っていても、認識されていない端末や返却されていない機器、古いOSなどが残っていれば、管理の空白は生まれる。新しいOSへの移行が、これまで見えていなかった古い機器との互換性問題を表面化させることもある。

 問題が起きたとき、取りあえず動く状態へ戻すことが正解とは限らない。Windows 11への移行後に古いNASへ接続できなくなった場合、セキュリティ設定を緩めれば利用できる可能性はある。しかし、その場しのぎの設定変更が、別の攻撃リスクを招く恐れもある。

 本ブックレットでは、IT資産管理ツールを導入していても発生したトラブルの実態と、Windows 11のセキュリティ強化によって古いファイルサーバへ接続できなくなる問題を取り上げる。ツールが見つけられない資産や、更新によって生じる依存関係をどう管理するか。夏休みに腰を据えて、導入後の運用を点検したい。

ブックレットサマリー

  • IT資産管理ツールの利用状況とトラブルの発生割合
  • 管理外端末や未返却機器、台帳との不一致が引き起こす問題
  • OSやソフトウェアの更新、EOL対応で見落とされる依存関係
  • Windows 11移行後に古いNASへ接続できなくなる理由
  • SMB署名の無効化が招くリスクと、安全性を保つための回避策

など

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 本ブックレットは、キーマンズネットで掲載した解説記事を基に再構成しています。

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