「閉じた環境」で生成AIをどう使うか 大分市が「庁内だけで使える環境」を構築

大分市は、デジタル庁が公開したOSS「源内」を基盤とする生成AIサービス「Oita GENAI」を2026年10月1日に稼働させた。LGWAN環境で動作し、庁内の例規や要綱、議会答弁などを活用した検索・回答や、音声書き起こし、データ分析などに対応する。

 自治体で生成AIの業務活用が進む一方、導入には幾つかの課題がある。特に、庁内に蓄積された例規や要綱、議会答弁、業務マニュアルなどの情報を生成AIに参照させながら、LGWAN(総合行政ネットワーク)環境の中で安全に利用する仕組みをどう構築するかがポイントになる。

 大分市では、この課題に対応するため、デジタル庁が一般公開しているオープンソースソフトウェア「源内」を基盤とした生成AIサービス「Oita GENAI」の運用を2026年10月1日に開始した。LGWAN環境下で生成AIサービスを運用する構成は、中核市では初となるという。

庁内に蓄積された情報を、生成AIの回答にどう生かすか

 自治体の業務では、庁内のさまざまな文書や過去の事例を参照しながら、問い合わせ対応や資料作成、政策立案などを進める場面が多い。一方、一般的な生成AIだけでは、自治体固有の情報を十分に反映した回答を得ることが難しい。

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