「イメージスキャナー」のシェアをお届けします!フラットベッドスキャナーで50.7%の圧倒的シェアを誇るベンダーとは? シェア情報を紹介する。
富士キメラ総研の調べによれば、2009年次のイメージスキャナー市場は、24万2000台、金額で73億円であった。主にコンシューマー向けに提供されているフラットベッドスキャナーの需要は代替製品であるインクジェット複合機に取り込まれ、フラットベッドスキャナー市場は減少推移していくものとみられる。また、国内では北米や欧州に比べ企業内文書の画像イメージの証明性などについて厳しい基準を設けているため、これら先進国に比べ業務に用いられるシートフィードスキャナーの普及は進んでいない。ただし、主要ベンダーが小型製品を続々と投入することでオフィス用途での導入が進み、スキャニングの習慣が徐々に定着し始めている。さらに、金融市場を中心に当該製品は普及したが、医療分野や教育サービス分野でも新たに当該製品を導入する傾向が現れ始めており、新規需要層として期待が高まっている。
2009年次の市場占有率(数量ベース)を見ると、フラットベッドスキャナーでは、1位のベンダーが7万2000台で50.7%を獲得した。今後同市場が大きく成長する要素は見いだしづらい為、新規参入を行う企業も少ないと考えられ、市場シェアに大きな変化はないとみられる。シートフィードスキャナーでは、北米及び欧州で高いシェアを確保している1位のベンダーが6万5000台で65.0%を獲得した。
なお、本調査の市場見込・予測では、東日本大地震による影響は織り込まれていない点に注意されたい。
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