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「クラウド管理」シェア(2010年度)シェア情報アーカイブ

仮想環境あるいは大規模物理サーバの運用管理の効率化、自動化を行う「クラウド管理」。同市場のシェアデータはこちらから!

» 2011年11月08日 10時00分 公開
[キーマンズネット]

 アイ・ティ・アールの調べによれば、2010年度のクラウド管理市場は出荷金額が73億円で前年からほぼ倍増した。クラウド管理は、仮想環境あるいは大規模物理サーバの運用管理の効率化、自動化を行うもので、運用管理市場の中で際立って高成長を示している。

 2010年度の国内運用管理市場全体は、2009年度の低調を脱し、前年比14.6%増の約1332億円と高い伸びとなった。2010年度後半からの景気回復に伴うIT投資の拡大がその背景にあるとみられている。2011年度は、東日本大震災後にバックアップを中心とした運用の見直し、強化を進める企業の増加により、同12.7%増と高い伸びを維持すると予測されている。

 2010年度のクラウド管理市場占有率(出荷金額ベース)を見ると、トップはヴイエムウェアで16.4%を獲得した。次いでマイクロソフトが13.0%で2位、日立製作所が12.7%で3位、ヒューレット・パッカードが9.1%で4位と大手ベンダーが続いている。

 企業の情報システムにおける仮想環境が普遍的なものになるにつれて、仮想環境特有の運用負荷がITスタッフの重荷になりつつある。そのため、仮想環境をベースとしたクラウド基盤への積極的な技術投資は、中長期的に見て賢明な判断と考えられるという見方がある。

「クラウド管理」シェア(2010年度) (出典:アイ・ティ・アール)

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