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グループウェアの導入状況(2014年度)IT担当者300人に聞きました(1/5 ページ)

グループウェアの導入状況について調査を実施した。「満足度」「重要だと思う機能」などから企業の導入実態が明らかになった。

» 2014年05月27日 10時00分 公開
[キーマンズネット]

 キーマンズネットでは、2014年3月5日〜3月17日にかけて「グループウェアに関するアンケート」を実施した(有効回答数376件)。回答者の顔ぶれは、情報システム部門が全体の46.3%、一般部門が53.7%という構成比だった。

 今回聞いたのは、グループウェアの導入状況や満足度、重要だと思う機能など、企業でのグループウェア導入状況を把握するための質問だ。その結果、「スケジュール管理」がグループウェアで重要だと思う機能として多く挙げられ、これから導入を予定する方の中では「モバイルアクセス」に注目が集まっていることなどが明らかになった。

 なお、グラフ内で使用している合計値と合計欄の値が丸め誤差により一致しない場合があるので、事前にご了承頂きたい。

大企業では84.9%、中小企業でもほぼ半数が導入、利用している実態が明らかに

 まず、全体に対しグループウェアの導入状況を尋ねた。その結果、「既に導入済みである(追加・リプレース検討なし)」が64.4%、「既に導入済みである(追加・リプレースあり)」が10.4%、「新規で導入を検討している」が1.6%、「必要性を感じるが導入は検討しない」が12.2%、「必要性を感じない」が11.4%となった(図1)。追加・リプレースの有無を除き、導入済みだけで見てみると実に全体の74.8%がグループウェアを導入済みという結果となった。

 同様にこれを従業員規模別に見てみると、100人以下の中小企業では47.6%、1001人以上の大企業に至っては84.9%が既に導入済みとなっていた。スケジュールや文書の共有、会議室予約など従業員の情報共有と業務効率化に大きく寄与するツールであるだけに従業員数が増えるほど導入率は高い。

 クラウドサービス型のグループウェアが台頭したことで、かかるコストや利用のしやすさなど以前よりも手軽に利用できる環境が整った状況にあり、中小企業でも47.6%とほぼ半数の割合で導入が進んだことが明らかになった。

導入状況 図1 導入状況
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