次に、導入済みと導入予定者に対して「グループウェアで重要だと思う機能」について尋ねてみたところ、導入済みでは、1位「スケジュール管理」75.6%、2位「施設予約」62.4%、3位「電子メール」57.3%、4位「セキュリティ機能」55.6%、5位「掲示板」54.5%と続いた(図3-1)。
一方、導入予定では、1位「スケジュール管理」76.3%、2位「セキュリティ機能」68.4%、3位「施設予約」63.2%、4位「文書管理(ファイル共有)」52.6%、5位「モバイルアクセス(携帯電話・モバイルPC・スマートフォン・タブレットPCなど)」50.0%と続く結果となった(図3-2)。
注目したいのは、「モバイルアクセス(携帯電話、モバイルPC、スマートフォン、タブレットPCなど)」機能についてだ。本項目は導入済みでは8位だったものの、導入予定では5位とランクアップする。代わりに「電子メール」機能が、導入済みでは3位であったにもかかわらず、導入予定では9位までランクを落とした。
前述した「不満点」にも外部アクセスができないことが挙げられたように、社外でもグループウェアにアクセスしてスケジュールや文書を共有し、営業力強化につなげようとするニーズは高く、スマートフォンやタブレット端末などスマートデバイスに対応したグループウェアが増えている。
また、情報共有をより活性化させるための機能として「インスタントメッセージング」や「SNS」「Web会議」など、リアルタイムなレスポンスが期待できるコミュニケーション機能も追加される中で、グループウェアで行うコミュニケーション手段としての「電子メール」は相対的に価値が低下した様子が見て取れる。
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