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サイバー防衛演習自動化システム「CYDERANGE」とは?5分で分かる最新キーワード解説(4/6 ページ)

» 2018年04月18日 10時00分 公開
[土肥正弘ドキュメント工房]

「CYDERANGE」で「CYDER」はどう変わるのか?

 CYDERANGEにより、さまざまな組織に向けて低コストで効果的なサイバー防御演習が提供可能になった。これを活用することにより、CYDERは今後より幅広い組織で活用可能になり、慢性的でますます悪化する一方のセキュリティ人材不足の軽減にひと役買うことになるだろう。CYDERに関する本コーナー過去記事との差分を含め、2018年度からのCYDER実施のポイントについて次にまとめる。

2018年度「CYDER」実施のポイント

受講日程は?

 1日(2016年度は1.5日だった受講日程が2017年度から1日になった)。それに加えて、事前に1時間程度のオンライン学習が課される。

開催規模は?

 表1に掲げた通り、各コース合わせて年間100開催、1開催当たり受講者は30人規模を見込む。

受講費用は?

 1人当たり実費8万6400円(税込)。ただし、国の行政機関などや地方公共団体の職員は「B-3コース」を除いて無償。なお、職員に同行して受講する協力ベンダーの人も同額の実費負担が必要。

対象者は?

 情報システム担当者、セキュリティ管理者、CSIRT要員。Bコースはコンピュータ、ネットワークおよびサイバーセキュリティに関する基礎知識を持っている人が対象。

対象組織は?

 国の行政機関、独立行政法人、サイバーセキュリティ戦略本部が指定する9法人、地方公共団体、重要インフラ事業者、一般企業など

開催場所、開催日程、申し込み方法は?

 CYDERのWebサイトに開催場所、開催日程、申し込み、登録方法がある。

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