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» 2021年11月25日 07時00分 公開

人事の制度とデジタル化の現状課題(2021年)後編

変化に対応しようと模索する企業や従業員がいる一方で、社会の変化に追いつけない企業や、勤め先の変化に追いつけない従業員もいることが分かった。さらに「システムが足を引っ張っている」といった不満がシステム名「名指し」で寄せられた。

[キーマンズネット]

 キーマンズネットは2021年10月25日〜11月5日にわたり「人事制度」に関するアンケートを実施した。

 前編の結果からは、コロナ禍によって人事の課題感が変わっていることや、変化に対応しようと模索を続ける企業や変化についていけない企業がいること、企業の変化に納得できない従業員がいることなどが分かった。後編では、人事関連のシステムやサービスの活用状況について聞いた。その結果、人事業務をシステム化できない理由や現在のシステムへの不満が寄せられた。

人事システムのSaaS化と「脱ERP」進む、システム化「しない」理由に本音チラリ

 まず自社で人事関連システムやサービスの導入状況を聞いたところ「導入していない」と回答した割合は36.9%だった(図1)。2019年6月に実施したコロナ前の調査でも人事管理分野でのIT活用率が59.0%だったことから、この2年でほぼ横ばいであることが見て取れる。導入しているシステムもおおむね同じ傾向が続き、最も多いのが「人事管理システム」で、次いで「人事評価システム」「人材管理(タレントマネジメントシステム)」「採用管理システム」の順に導入率が高かった。

(図1)人事関連システムやサービスの導入状況

一方で、利用形態には変化が見られる。2019年調査では45.2%あった「ERPパッケージの機能」が今回の調査では大きく減少し「人事管理や人材管理の専用SaaS」は急進している。「クラウドERPの機能(SaaS)」の減少や「自社開発」の微増からも、人事業務に特化したSaaSの利用が進んでいる様子が見えた(図2)。

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