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» 2023年02月03日 07時00分 公開

再びゲーム愛好家をアツくさせる「Xbox 360」のマル秘改造テク:696th Lap

かつてゲーム愛好家たちを夢中にさせた「Xbox 360」。生産終了から7年が過ぎた今、ゲーム愛好家たちの間である改造テクが話題だ。

[キーマンズネット]

 2005年11月(日本では12月)に発売されたMicrosoftの家庭用ゲーム機といえば、「Xbox 360」だ。日本でも人気を博したが、特に米国では絶大に支持された。

 「何をいまさら」と思うかもしれないが、Xbox 360の“改造遊び”が再びゲーム愛好家たちの胸を熱くさせている。生産終了から7年が過ぎた今、彼らを夢中にさせている改造テクとは?

 Xbox 360の次世代機「Xbox One」が発売されたのが2013年で、Xbox 360はその後も生産され続け、正式に生産終了が発表されたのは2016年4月のこと。HDMI端子が内蔵されたり、内蔵HDDの容量が拡大したりとスペックアップしたモデルが登場し、販売開始から10年以上も生産され続けた。

 それだけのニーズがあるXbox 360だからこそ、販売開始から約17年、生産終了から約7年が過ぎた2023年になっても愛好家がいて、日々“研究”が続いている。今、話題になっているのは2代目となるXbox 360初期モデルに内蔵されたHDDの換装にまつわる話だ。この件について、Xbox 360の熱烈な支持者である、テクノロジーブロガーのイートン(Eaton)氏が2023年1月24日にあることを発表した。

 Xbox 360も初期モデルには「コアモデル」と「スタンダードモデル」があり、コアモデルは光学ドライブのみ搭載し、スタンダードモデルはそれに加えてHDDが内蔵されていた。初期のスタンダードモデルの内蔵HDD容量は20GBと、かなり容量が小さいものだった。

 多くのユーザーはHDDの容量を拡張するために躍起になっていたものの、Xbox 360に内蔵できるHDDは純正モデルしか選択できず、しかも初期モデルについては、発売当時(2005年)は内蔵HDDと同サイズの20GBモデルしか販売されていなかった。

 イートン氏が発売当時の2005年を振り返ったところ、PC用の一般的な80GBの2.5インチHDDが57ドルだったのに対して純正HDDは20GBで99ドルと、その差は歴然としていた。多くのゲームをダウンロードしてプレイしたいゲーム愛好家は、HDDを拡張したくてもなかなかできないジレンマを抱えていた。後に登場するHDD拡大モデルを購入すればそのジレンマは解消するのだろうが、壊れていないXbox 360を買い直すのもためらいがあった。

 Xbox 360のハードウェア設計はPCに近いため、HDDの換装も可能かと思いきや、それを阻んだのが、純正HDDに搭載されていた「セキュリティセクター」だった。HDDの一部セクターに固有のデータが書き込まれており、Xbox本体がこれを読み込むことでHDDが純正か否かを判断する。

 Xbox 360は、HDDのシリアル番号やモデル番号、ファームウェアリビジョンを参照して、セキュリティセクターのデータと1つでも異なる部分があればHDDは動作しない。逆に言えば、セキュリティセクターの情報さえ改変できれば、Xbox本体に“誤解”をさせてどんなHDDでも対応させることが可能になる。

 当然、セキュリティセクターはMicrosoftによる暗号鍵で暗号化されていて容易に改変できない。しかし、イートン氏はこれを改変する方法として、HDDのファームウェア情報を変更可能にするソフト「HDDHackr」をブログで紹介した。ただしHDDHackrはMS-DOSアプリだ。動作させるためには環境が限られるとイートン氏は指摘する。そこで同氏は、Xbox 360自体を改造することを提案した。しかし、改造するとXbox Liveに接続できなくなるというデメリットがある。

 ちなみに、HDDHackrによるハック手法はすでに愛好家によって実行されており、多くのXbox 360が大容量HDDに換装されているという。まさにファンの執念というところだ。そしてイートン氏は「この件はMicrosoftも把握しているはずだ」と主張する。Xbox 360がXbox Liveに接続したときにコンソール情報が取得されているため、改変された同一のファームウェア情報が複数通知されているはずで、それを知らないわけはない、という理屈だ。

 ところが、イートン氏によるとMicrosoftはこの件でXbox 360の利用を止めることはなかったという。Xbox 360の初期モデルを長く使ってくれているユーザーへの“お目こぼし”といったところだろうか。Xboxを持っている人なら、この2023年においてもHDDを拡張してまだ遊び続けることは可能だ。


上司X

上司X: Xbox 360のHDDを非正規品に交換しても大丈夫というレポートが話題、という話だよ。


ブラックピット

ブラックピット: な、なるほど。Xbox 360ですか……。


上司X

上司X: 内蔵HDDは20GBだったそうだ。


ブラックピット

ブラックピット: 20GBって……。でも2005年当時ですものね。


上司X

上司X: おそらくPCのシステムHDDも最大で120GBぐらいという時代かな。CPUに「Pentium D」とかMとかその辺だな。


ブラックピット

ブラックピット: まだPentium時代でしたか……。もちろん画面もフルHDじゃないですよね?


上司X

上司X: ノートPCならXGA(1024×768ドット)、デスクトップPCならWXGA(1280×768ドット)ぐらいが普通で、良いモデルならSXGA(1280×1024ドット)ぐらいまで出せたんじゃないかな? サイズ自体はA4ノートで14インチ、デスクトップで17インチとかでさ。テレビのデジタルチューナーを内蔵するのが流行ってたりしてた。


ブラックピット

ブラックピット: なんだか、聞いていてノスタルジック感たっぷり過ぎですよ。そんな時代の据え置き型ゲーム機ですもんね。多少改造しても胴元も許してくれるというものですよ。


上司X

上司X: 胴元って(笑)。しかし、こんな20年近く前のデバイスの改造話が話題になるなんてな。なかなか捨てたもんじゃないな。実のところ、俺の自宅にもXbox 360が眠っているんだよな。HDD不足で面倒になって、「PlayStation」陣営に鞍替えしたような……。まあそれはいいけど、本体を発掘できたらせめて電源だけでも入れてみるか。

川柳

ブラックピット(本名非公開)

ブラックピット

年齢:36歳(独身)
所属:某企業SE(入社6年目)

昔レーサーに憧れ、夢見ていたが断念した経歴を持つ(中学生の時にゲームセンターのレーシングゲームで全国1位を取り、なんとなく自分ならイケる気がしてしまった)。愛車は黒のスカイライン。憧れはGTR。車とF1観戦が趣味。笑いはもっぱらシュールなネタが好き。

上司X(本名なぜか非公開)

上司X

年齢:46歳
所属:某企業システム部長(かなりのITベテラン)

中学生のときに秋葉原のBit-INN(ビットイン)で見たTK-80に魅せられITの世界に入る。以来ITひと筋。もともと車が趣味だったが、ブラックピットの影響で、つい最近F1にはまる。愛車はGTR(でも中古らしい)。人懐っこく、面倒見が良い性格。


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