カカクコムは次世代AIコードエディター「Cursor」を全エンジニアに導入し、開発体制の強化とサービス品質向上を目指す。プロダクト開発の加速とAIネイティブな組織への変革を推進する。
カカクコムは2025年4月2日、AI機能を搭載した次世代コードエディター「Cursor」を全エンジニア約500人に導入したと発表した。開発体制の強化とサービス品質のさらなる向上を図り、プロダクト開発の大幅な加速を目指す。
Cursorは米国に拠点を置くAnysphereが提供するAIエディターで、生成AI機能を搭載している。コードの自動生成やリアルタイムのデバッグ支援、チャットベースの問題解決など、開発効率を飛躍的に高める多機能を備える高性能なコードエディターだ。
カカクコムはCursor導入により、主に次のような目標を掲げている。
また現在はエンジニア以外にもプロダクトマネジャーやデザイナーへの導入も検討中であるとされ、今後さらなる活用範囲の拡大が見込まれている。
同社はCursorの導入を自社の新たな価値観「AI EXCELLENCE」の実現に向けた第一歩と位置付けている。今後はCursorにとどまらず、さまざまな生成AIの活用を社内全体で推進し、「新しい常識を作る」サービスの創出を目指すとしている。
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