コストをかけないランサムウェア対策 狙われやすい5つのポイント

ランサムウェア対策の中には、必ずしも多大な費用をかけずに実装できるものがある。本稿ではランサムウェア攻撃に共通する特徴を解説し、費用をかけずに実装できる対策を紹介する。

 ランサムウェア対策の必要性を理解しているものの、対策にかかるコストに頭を悩ませている防御担当者は多いだろう。コストをかけずに実装できるランサムウェア対策はないのだろうか。

 こうした疑問に答えるべく、本稿では一般社団法人ソフトウェア協会の板東直樹氏(フェロー)による講演を基に、中小企業であっても取り入れやすいランサムウェア対策を紹介する。

本稿はアイティメディア主催のオンラインイベント「変わる情シス」(2025年6月9~12日)における、板東氏の講演「コストをかけないランサムウェア対策」の内容を基に構成した。

そもそもランサムウェア攻撃とは、攻撃に関わる3つの主体

 はじめに板東氏はランサムウェア攻撃について解説した。「『Ransomware as a Service』という言葉を聞いたことはあるだろうか。『サービス』と名が付く通り、昨今はランサムウェアが一つのビジネスモデルとして確立している。ここでポイントになるのは、分業制が取られているということだ」

 板東氏によると、ランサムウェア攻撃に関わる主体は3つに大別できるという。

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