IT導入完全ガイド
ノンプログラミング業務アプリ開発ツール、環境別に考える3つのアプローチ(1/3 ページ)
一言で「ノンプログラミング業務アプリ開発ツール」といっても、データベース機能以外の部分では各社が多様な「強み」を打ち出している。目的や用途で特徴的な製品を取り上げる。
Excelスキルをフル活用、公的機関向けの帳票提出もデータベースシステム化
「Forguncy」は、業務部門にはExcel使いが多いことを前提に、Excel使いのスキルを生かして業務アプリを開発してもらおうというコンセプトで作られている。開発元のグレープシティは.NETアプリケーション開発支援ツールなどを手掛けてきたこともあり、マイクロソフトテクノロジーに強い。
Forguncyは、明確にExcel帳票などのアプリケーション化をターゲットとしていることから、UIを含めてExcelと同じ使い勝手を再現している点が最大の特徴だ。急にWebアプリケーションを使うとなると戸惑うユーザーであっても、無理なく利用できるようUIデザインもほぼExcelという凝りようだ。
Excelと同じ見た目だが、データベースアプリケーションになっている。また、UI設計画面で「Excel書き出し」ボタンを設置するだけでForguncyからのExcel書き出しも簡単に行える。
自治体などの公的機関では、Excel帳票による申請書類フォーマットを指定していることが少なくない。業務上、多数の申請書類を提出する必要がある場合は、逐一必要なファイルを開いては必要事項を入力する必要がある。グレープシティ 第3ツール開発事業部プロダクトマネージャの八巻雄哉氏によるとこうしたケースでも「Forguncy」が有効だという。
「ある企業ではForguncyに帳票を全て取り込んでおき、必要な事項を入力すれば自動的に出力できるようにすることで、書類準備の工数を大幅に削減している事例がある」(八巻氏)
申請書類そのものは定型であることから、データベース化して既定のフォーマットに出力できれば、書類準備の工数を削減できるだろう。「法改正などに準じてフォーマットが微修正された場合でも取り込んで調整するだけで利用できる」(八巻氏)
同製品はExcelさえ使えればデータベース化が可能な点を最大の強みとする。また、自社ネットワーク内で完結できる点もクラウドデータベースと比較して安心しやすいともいう。個人情報や機密情報が含まれるデータを、部門担当者レベルで確実にセキュアに扱えるよう、社内ネットワークに完結させたり、スタンドアロンで動作させたりできる。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
IT導入完全ガイド
注目の技術やITツール。そもそもどういったモノで何に使えるのか、どんなモノを選ぶべきか、課題はあるか、といった情報を基礎から徹底解説します。
この記事の著者
こんなメディアも見られています
キーマンズネットに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
アクセスランキング
-
1
ニンテンドーシステムズ開発者が明かす、通信「低遅延・安定運用」のコツ【事例集】
-
2
「Gemini Notebook」で利用者10倍 シニア社員をAIヘビーユーザーにした首都高の考え
-
3
スクエニ開発陣が「ドラゴンクエストX」の世界観を守るのに「Gemini」が必要だったワケ
-
4
「親和性ならM365」でも高崎市がGoogle Workspaceを選んだ理由
-
5
AIを日常使いに 西尾市役所が取り組む「少人数対話型」生成AI研修の狙い
-
6
「脱Excel」しても、いちばん働いているのはExcel 給与計算の調査に見る実態
-
7
ChatGPTに「おすすめの○○は?」 実は答えが決まっているらしい:893rd Lap
-
8
こんなところに野良AIが? 事例で解説、実際にあった2つの発覚パターンと防衛策
-
9
ランサムウェア対策の3ステップ AWSが提唱する「3-2-1-1-0」ルールとは
キーマンズネット SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
キーマンズネットをフォロー