すご腕アナリスト市場予測
SDNの世界観は浸透したか? ネットワーク仮想化の取り組み状況(4/4 ページ)
ネットワーク仮想化に取り組むきっかけとなる「DX」
今回の調査では、ネットワーク仮想化に取り組んでいる企業が増えていることが明らかになったが、何がきっかけでさらに市場が拡大していくことになるのだろうか。そのきっかけの1つとして考えられるのが、「デジタルトランスフォーメーション(DX)」だ。
いわゆるDXとは、「モバイル」「ビッグデータ」「クラウド」「ソーシャル」といった第3のフラットフォーム技術を活用することで、新しい製品やサービス、ビジネスモデル、そして新しい関係を通じての価値を創出し、競争上の優位性を確保する試み。このDXのメリットを最大限に生かすためには、例えば拠点からクラウドサービス上の価値ある情報へ快適にアクセスし、ビジネスにいち早く活用できる環境づくりが重要だ。DXの価値を最大限発揮するための環境づくりに取り組む過程で、既存のネットワーク環境を見直すことも出てくるはずだ。その選択肢の1つとして、ネットワーク仮想化を含めたSDx技術が検討されていくことだろう。
ネットワーク仮想化のアプローチ
すでにSDN自体は、周辺技術も含めた大きな意味で捉えられつつある今、SDNというキーワードそのものは、いずれは使われなくなってくる可能性はあるだろう。しかし、SDNが持つ考え方やアプローチ、実装などは今後増えてくるのは間違いない。ソフトウェアでネットワークを制御するSDNそのものが持つ機能は、さまざまな場面で活用できるものであり、そのテクノロジーを自社の課題に応じて使っていくということが重要になる。もちろん、SDN以外のソリューションでも実現できる環境があればぜひトライしてみることが重要で、その目的に合致したものを選択していく必要がある。
なお、特にデータセンターにおける基盤づくりにおいては、マルチクラウド化への対応も必要になってくるため、ネットワーク仮想化についてもその視点で検討することが大切だ。自分が使っているオンプレミス環境と利用しているパブリッククラウドにおけるネットワークは、同じような設定やポリシーで運用されるケースが少なくないしていくべきであろう。それら両者をうまく管理していくためのプラットフォームの在り方を模索するなかで、ネットワーク領域でもそれに追従できるかどうかをしっかり見ておくべきだ。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
すご腕アナリスト市場予測
この記事の著者
こんなメディアも見られています
キーマンズネットに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
アクセスランキング
-
1
スクエニ開発陣が「ドラゴンクエストX」の世界観を守るのに「Gemini」が必要だったワケ
-
2
「Gemini Notebook」で利用者10倍 シニア社員をAIヘビーユーザーにした首都高の考え
-
3
ニンテンドーシステムズ開発者が明かす、通信「低遅延・安定運用」のコツ【事例集】
-
4
Windowsを使い続けるのは正解か? 「Linux化」というモダナイズのもう一つの選択肢
-
5
「新しいOutlook」って使ってる? 移行で変わるメール誤送信対策
-
6
ChatGPTに「おすすめの○○は?」 実は答えが決まっているらしい:893rd Lap
-
7
製造業の73%が「生成AIに仕事を頼みたいのに頼めない」理由とは
-
8
できる人ほど教える時間がない AIは暗黙知の夢を見るか
-
9
こんなところに野良AIが? 事例で解説、実際にあった2つの発覚パターンと防衛策
キーマンズネット SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
キーマンズネットをフォロー