稟議書100件と決別、PC費用300万円の削減――0円ツールを使った企業のPC改革

属人化したデータベースソフトで500台ものリースPCを管理していたYAMAGATA。煩雑な管理の手間を激減させ、年数百万円ものコスト削減をもたらした「決め手」とは何だったのか?

 PCの管理が煩雑でどこに何があるのかを把握しきれない、PC調達や配布の工数に多くの時間を取られ、本業に専念できない――こうした悩みを抱える企業の情報システム部門は珍しくない。

 印刷業に加え、マニュアルなどのコンテンツ制作業を営むYAMAGATAも同様の課題を抱えていた。全社には約500台のPCがあり、情報システム部門と各部の担当者が手分けして管理をしていたが、煩雑な作業に課題を感じていた。10数年使用してきた管理ツールは、属人化しており、担当者以外は中身を把握できない状況だったという。

 同社は0円で使えるツールでこの状況を脱した。PCの調達コストを年間で300万円ほど削減し、PC利用申請にかかわる稟議書の文化もなくしつつある。どのように実現したのか。

十数年使ったPC管理ツールが属人化

 1906年に創業したYAMAGATAは、印刷会社として事業を拡大した後、マニュアルや取扱説明書などの制作事業にも進出。1980年代以降は、顧客企業の海外進出に対応して外国語版のマニュアル制作も手掛ける。現在の事業の柱は、「印刷」「翻訳とローカライズ」「マニュアルなどのコンテンツづくり」の3つだ。取締役を務める佐々木 誠一氏は、こう語る。

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