業務部門主導で実現する業務改善(定量)と意識改革(定性)__新たな組織風土が芽生えるGMOクリック証券のRPA導入 デジタライゼーションが進める働き方改革

グループ会社110社。インターネットインフラ事業、インターネット広告・メディア事業、インターネット金融事業、仮想通貨事業等を手掛ける日本最大規模の総合インターネットグループが、「GMOインターネットグループ」だ。

同グループのGMOフィナンシャルホールディングス株式会社の連結会社で、金融商品取引業を営むのがGMOクリック証券株式会社である。

同社では2006年よりインターネット金融サービス事業を展開しているが、そこで重視しているのが、システムの開発・保守・運用を内製化することである。同社はシステムの内製化を武器に開発コストを低減し、顧客ニーズ・マーケットの変化にスピーディに対応することで、キービジネスであるFXにおいては7年連続で取引高世界No.1(※Finance Magnates調べ)を獲得するまでに成長してきた。

こうした内製化のマインドを持つ同社では、業務オペレーション上の課題を業務部門自らが自分たちの手で対処することで、業務改善そのものを効率化することを目指し、2017年初頭より業務改革を旗印にRPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)の活用を進めてきたという。

業務部門が自発的に定例オペレーションの自動化(ロボット化)を進め、改善を繰り返していく組織文化が醸成されつつあるという同社は、どのような歩みでRPAの導入を進めていったのだろうか。その取り組みについて、話を聞いた。

■記事内目次

目次

  1. RPAが、時間や場所に拘束によって分断されるデータを繋ぐ切り札に
  2. 業務部門主導ならではの“気付き”が、効果的なRPA活用に繋がる
  3. 定量と定性の両方で改善していく組織風土の形成が目標

RPAが時間や場所に拘束によって分断されるデータを繋ぐ切り札に

──業務効率の改善に向けた社内の取り組みの中で、RPAを導入することとなった経緯をお聞かせください。

古澤:そもそも当社では2016年10月より、既存の業務の効率化・高度化を図る部署横断的な業務改革プロジェクトがスタートしていました。そのプロジェクトでは、各部署へのヒアリングなどを行い、業務のどこに負荷がかかっているかを見つけ、BPR的にフロー改善を行うアプローチを採用していました。

その改善の過程において、フローを改善し一部作業をシステム化するなどしても、依然として多くの業務に特定の時間帯に特定の端末・ウェブサイト上で行うべきオペレーションが残り、時間や場所への拘束が軽減されない、という課題に直面しました。

印刷する
SNSでシェア

有識者に聞く

この連載の記事をもっと見る

この記事の著者

こんなメディアも見られています

キーマンズネットに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。

無料会員登録
最新情報をいち早くチェック!

製品カタログや技術資料、導入事例など、IT導入の課題解決に役立つ資料を簡単に入手できます(メディアごとに文章は変更)

いますぐ無料会員登録

アクセスランキング

  1. 1
  2. 2
  3. 3
  4. 4
  5. 5
  6. 6
  7. 7
  8. 8
  9. 9

キーマンズネット SNS

X @Keymansをフォロー

インフォメーション

キーマンズネットをフォロー