自動化がハイバリュー業務への集中を生む デジタライゼーションの中でRPAを考えるNBSの挑戦

創業明治18年、国内・海外を合わせて350以上の都市の港へ700隻以上の運航船舶が乗り入れており、世界でも最大手を誇っている日本郵船グループ。

この巨大なグループ企業において、IT戦略企画・推進を担うのが、株式会社NYK Business Systems(以下NBS)である。同社は、日本郵船の情報システム部門が独立して誕生、新たなテクノロジーやプラットフォームが登場する中、海運・物流とITをブリッジする存在として日本郵船グループを支えている。

日本郵船では、輸送する貨物ごとに部署が分かれており、具体的に言えばバルク・エネルギー、自動車船、物流などの事業部門を展開している。NBSは、その事業部門に対応する形でITの利活用をサポートするよう、組織を構成してきた。たとえば、日本郵船のバルク・エネルギー輸送部門の基幹システムの保守、ITソリューションの提供を行うのがNBSのバルク・エネルギー輸送システム部といった対応だ。

NBSはこれまでも業務改善に寄与する様々なITソリューションを企画、提案してきたが、2018年初頭からはRPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)の導入を提案、検討してきたという。

日本郵船グループが「デジタライゼーション」という大きなテーマを掲げ、変革的なIT利用を促進する中、NBSはどのようにRPAを捉え、トライアルを進めてきたのか。バルク・エネルギー輸送システム部でRPAの企画、トライアル実施に携わった小林氏、高橋氏に聞いた。

■記事内目次

  • サイロ化しつつあったシステムが自動化によって効率化し、生産性が向上
  • RPAを適材適所で駆使することで、総合的なITソリューション力が高まる
  • 既存のビジネスプロセスに風穴を開ける──そこにRPAへの期待がある
左から株式会社 NYK Business Systems バルク・エネルギー輸送システム部 バルク・エネルギー輸送システム企画課 プロジェクトマネージャー 小林豊氏、バルク・エネルギー輸送システム部 バルク・エネルギー輸送システム保守課 バルク・エネルギー輸送システム企画課 高橋大樹氏

サイロ化しつつあったシステムが自動化によって効率化し、生産性が向上

──日本郵船グループのITパートナーとしてたゆみない企画提案、保守運用を手がけてきたNBSとして、RPAの導入はどのように検討されてきたのでしょうか。

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