「釣られた」社員はなぜ報告しない セキュリティ被害を防ぐ組織づくり

サイバー攻撃の件数が増加する一方で、被害に遭った従業員がIT部門に報告する比率は下がり続けている。サイバー被害を最小限に抑えるため、企業が採るべき行動とは。

 サイバーセキュリティ関連のインシデントの件数や、1件あたりの対応コストが増加している。一方で被害に遭ったことを「隠す」従業員の割合は年々増え、結果として被害額が急増している。

 米連邦捜査局(FBI)やセキュリティ関連企業の調査で被害状況を振り返りつつ、サイバー攻撃の被害を最小限に抑えるために企業が採るべき行動を見ていく

4人に1人が「釣られて」いた?

 企業が2021年にランサムウェア攻撃に対して支払った「身代金」の平均額が、対前年比で78%増加した(注1)。

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