コロナ禍後、ハイブリッドワークを生かして従業員の絆を強める方法

パンデミックの間に従業員が体験した変化や不満、悲劇を考えると、雇用主は従業員に対する「あること」について真剣に考える必要があると専門家は言う。ハイブリッドワークを逆手に取り、従業員同士のつながりをより強めるため重要になる考えを解説する。

 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のまん延によって、雇用主は従業員の安全性や勤務形態などを見直す必要に迫られた。業務が安定してきた現在、改めて「従業員体験」を再評価する必要性が出てきたと人事領域の専門家は言う。

 パンデミック後のハイブリッドワークを逆手に取って、従業員同士のつながりをより一層強めるための方法を解説する。

テレワークのネガティブを打ち消す方法は?

 Willis Towers Watson(WTW)の2021年7月の調査によると、世界保健機関(WHO)がパンデミックを宣言してから2年経過した時点で、92%の雇用主が「従業員体験が優先事項である」と認識していた。この数字はパンデミック前の52%から大きく上昇した(注)。

 WTWによると、より良い従業員体験はエンゲージメントや幸福、生産性、パフォーマンスを促進し、ビジネスの成果と結び付くため、優先順位が高くなる。パンデミックによって56%の雇用主がテレワークやハイブリッドワークを導入し、44%が人員や勤務時間を削減し、39%が給与や福利厚生の削減を余儀なくされた。しかし、良い従業員体験は、こういった変化による動揺を帳消しすることにもつながるという。

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