カルチャーリーダーが語る「企業文化の醸成に必要なのは社員の声を聞くこと」

企業の成長とパフォーマンスばかりに目を向け、なおざりになりがちなのが「企業文化」。文化は企業のアイデンティティーであり、組織と従業員をつなぐ役割もある。企業文化醸成において、カルチャーリーダーが成すべきこととは。

 1年ほど前、カリフォルニア州はビデオゲーム出版社のBlizzard Entertainmentとその親会社であるActivision Blizzardを相手に、性差別とセクハラが横行しているとして民事訴訟を起こした。そして同社は、初の文化担当責任者であるジェシカ・マルティネス氏の就任を発表した。しかし、そのような役割を担う人物は、具体的に何をするのだろうか。

会社とのつながりを感じない従業員たち

 Blizzardによると、マルティネス氏は会社の文化戦略と組織の整合性の確保、学習、開発イニシアチブを見直した。「チームが安全で大切にされていると感じ、共通の目的に向かって共に働く。人を第一に考えた環境を作れば、企業は成功するはずだ」と、マルティネス氏は自身の役割をプレスリリースで公表した。

 Blizzardが文化担当役員を任命したのは、同社におけるハラスメント疑惑や騒動を受けてのことだ。企業文化を積極的に変えようと考え、それは極めて重要なことだ。Gartnerの世論調査によれば、従業員の4分の3が「企業文化は自分の成功にとって重要な要素である」と回答した一方で、「自分の組織の文化につながりを感じた」と回答したのは調査対象の4人に1人だけだ。

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