Teams大好き企業が「Zoom Phone」に寝返った理由

ひと昔前は、何かあれば電話で仕事の要件を固めていたものだが、Web会議の台頭によって電話のありようも変わってきた。ある企業では、通話環境をクラウド型PBX「Zoom Phone」に刷新したという。このツール選定には裏があった。同社では既にTeamsの利用が浸透していたが、Teams関連のツールをあえて選ばなかったのだ。その事情とは?

 ふと思った。Web会議で人と話をする機会が増えたが、電話ではほぼ人と会話していない。いや、数日前に車のディーラーから連絡はあったものの、ここ一カ月でみれば片手で足りる程度の数だ。

 ひと昔前は、何かあればメールと電話で仕事の要件を固めていたものだが、今はすっかり電話をしなくなったし、かかってもこなくなった。テレワークが進む中、「Slack」のようなツールを駆使してやりとりしたほうが、履歴も残せるし相手の時間を消費することも少なくて済む。Web会議で打ち合わせは成り立っており、敢えて電話を選択する場面が減っているように感じている。特に仕事においてはその傾向が顕著だ。

※筆者の着信履歴。8月は2件だけ。お客さんとの打ち合わせと車のディーラーとしか電話していない。

Teams大好き企業が新興PBXの「Zoom Phone」を選んだ理由

 職場の通話環境もこうした事情に合わせてアップデートが進んでいるようだ。

 最近、ある企業が全社の通話環境をWeb会議ソリューションベンダーが提供するクラウド型PBXサービスに切り替えたという話を耳にした。同社では社内コミュニケーション基盤として「Microsoft Teams」が広く浸透しており、順当にいけば「Microsoft Teams 電話」を選択するのがシンプルだ。だがその企業が最終的に選んだのはZoomが提供する「Zoom Phone」だった。その背景には“ある事情”があったという。

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