会社を脆弱性だらけにしないための「セキュリティ後継者育成計画」の作り方

インシデントが絶えない中で、セキュリティ人材をいかに辞めさせず確保するかが重要な課題となる。それには、管理職を含めメンバー全員に昇進、昇格の道を示すことが重要だ。

 国土安全保障省がサイバーセキュリティ人材管理の一環として給与体系を見直したことを受け、民間企業も競争力を維持するためにセキュリティ人材の給与体系の見直している。セキュリティ人材が減少傾向にある要因は報酬だけではない。その他の要因として、コロナ禍に起因する燃え尽き症候群や職場環境、昇進の道が不透明であることなどが挙げられる。

 同時に、企業が懸念するのは退職した人材のポジションを埋めることだけではない。セキュリティ人材の欠員が長期化すると、企業は攻撃に対して脆弱(ぜいじゃく)になる。Forresterの調査によると、セキュリティの最大の課題として「人員不足」を挙げた回答者の40%が、過去12カ月間に脅威の侵入が2~5件あったと報告した。

 後継者の育成計画は、エンゲージメントやリテンション、レジリエンスを促進させる。優秀なセキュリティ人材の減少や、人材欠員に伴って脆弱性対策が手薄にならないためにも、セキュリティおよび技術部門のリーダーは管理職だけでなくメンバー全員に昇進の道を明確化する必要がある。

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