「ピボットテーブル」でExcelデータ集計を時短するには? 初心者のための使い方講座

Excelのテーブルから特定のデータを抽出し、集計する手段の一つである「ピボットテーブル」。実例を基に、データの取りまとめ方を解説する。

 第3回までは組織全体で使える「Microsoft Excel」(以下、Excel)の活用法を紹介しました。第4回となる本稿では、特に情報の取りまとめが必要なマネジャー層や管理職で使える、ピボットテーブルを使ったデータの取りまとめ方を紹介します。

 部門のマネジャーがExcelの定型フォーマットを準備してメンバーに入力を求めるシーンは、業務でよく見かける光景です。例えば、図1のように総務部が部内のセキュリティ対策の状況を取りまとめるために総務部の各課に依頼して、部門メンバーに状況を入力してもらうといった場合です。

図1 総務部総務課のユーザー別のセキュリティ対応状況 各自が入力したデータを収集(出典:筆者キャプチャー画像)
図2 総務部の課別のセキュリティ対応状況 各課で収集したユーザー別のデータを課別に集計(出典:筆者キャプチャー画像)

 図1のような情報を図2のように集計する場合、手作業では情報の転記ミスが起こりやすく、作業者の負荷も高まります。最近は、業務の効率化やデータ精度の向上の観点から「Microsoft Power Apps」などのフォームベースアプリを使うケースもあります。これをExcelの代替ツールとして利用することもできますが、集計単位ごとにフォームを作成する必要があり、その分工数も膨らみがちです。

 人手による作業を減らし、集計処理の手間を削減する手段としてExcelの「ピボットテーブル」」があります。図1、図2の例を基に、ピボットテーブルを使ったデータの取りまとめ方を見ていきましょう。

実例で解説、Excel「ピボットテーブル」の使い方

 「ピボット」とは、Excelの表から特定のデータを取り出す方法です。それをテーブル上に加工したものがピボットテーブルです。

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