オフィス回帰、採用削減、DEI…… 2023年の人事トレンドを総まとめ

働き方や人材採用、育成など、コロナ禍で人事関連のトレンドが大きく移り変わった。2023年はどうなるのか。5つのトレンドを紹介する。

 2022年に人事が注目した話題は、CEO(最高経営責任者)やCFO(最高財務責任者)などの経営幹部が注目した話題とほぼ重なっていた(注1)。パンデミックは人事の問題がビジネスのプロセスや目標にとっていかに重要かを示したといえる。人事が経営陣に注目された今、2023年の課題に対応するための役割を強調することが、人事部の責務となる。

 人事部のリーダーは、パンデミックが従業員の働き方に与える長期的な影響を見定めている最中だ(注2)。企業はリモートワークとハイブリッドワークをどのように使い分けていくのだろうか(注3)。

 本稿は、このような「柔軟な働き方」といった問題を含めた、2023年の人事トレンドを5つ紹介する。

1:柔軟な働き方――テレワークかオフィスか

 フレキシブルワーク(柔軟な働き方)は人事部が2023年に経営幹部と関わるための一つの機会だ。コーネル大学・労使関係学部のレベッカ・ケーホー准教授は、オフィス回帰において、多くの企業がその決定を各部署の管理職に押し付け、チームにとって最適な配置を管理職に決めさせていることに驚いたと述べる。

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