サイバー攻撃で国をまたいだデータの漏えいが起きたときどうするか

サイバー攻撃を受けて個人データの漏えいが起きた場合、被害者本人への通知が重要になる。難しいのは国をまたいだ漏えいが起きた場合だ。もう一つの課題は被害者に何を伝えるかだ。

 2022年4月に施行された改正個人情報保護法により、個人データの漏えいが起きて個人の権利利益を害する恐れがある場合は、個人情報保護委員会への報告と被害者本人への通知が義務化された。

被害者に何を伝えるのか

 企業と被害者の組み合わせが日本国内に閉じている場合と比べて、海外の企業や海外の被害者が関係している場合は対応が難しくなる。

 Identity Theft Resource Center(ITRC)が2023年1月25日に発表した年次報告書「2022 DATA BREACH REPORT」によれば(注1)、情報漏えいを起こした企業が発表するデータ侵害通知には課題がある。どのような課題だろうか。

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