「Notion」まる分かりガイド 機能とメリット、事例を解説

「コネクテッドワークスペース」を標ぼうし、多様な機能を持つオンラインツール「Notion」。「Notion AI」もリリースされ話題となっている。Notionの基本機能やメリット、事例、運用や移行のポイントなどを2回に分けて解説する。

Notionとは?

 Notionとは、ノートやドキュメント、Wiki、プロジェクト管理、データベースなど多彩な機能を備えたクラウドサービスだ。Notion Labsが開発し、利用者数は全世界で3000 万人を超える。日本のユーザー向けには、2021年10月に日本語のβ版を、2022年11月には日本語の正式版をリリース。2023年2月には、「Notion AI」をリリースして大きな話題となった。

 日本語β版リリース以降、トヨタ自動車や三菱重工、サイバーエージェント といった大手企業を中心に日本のユーザー事例も急激に増加している。Notionの活用法などを共有する企業利用ユーザーで構成される「チャンピオンズコミュニティー」の日本版も立ち上がり、さらなる盛り上がりを見せている。

 今知名度が急速に高まっているNotionの機能や導入効果を、Notion Labs Japan合同会社 ゼネラルマネージャーの西 勝清氏に聞いた内容を編集部で再構成した。

 なお、Notion AIやNotionの導入、運用ポイントについてはこちらの記事で解説している。

Notion Labs Japan 西 勝清氏

「Notion」の特徴と解決できる課題

 Notionは企業のアプリの増加に伴う課題を解決するという。ID管理サービスのOktaが実施した調査「Businesses at Work 2023」によれば、企業は平均89個(従業員2000人以上の大企業は211個)ものアプリを導入している(注)。多くの企業は、議事録やメモ、ドキュメント、Wiki、プロジェクト管理などで、幾つものアプリを使いわけている。業務では絶えずアプリの画面を遷移する必要があり、アプリが増えれば増えるほどユーザーの混乱は増す。さらに、同じジャンルのアプリであっても、部門が違えば別の製品が使われていることも珍しくない。

 こうした事態は、生産性の低下はもちろん、ナレッジのサイロ化や組織としての一体感の低下を招くおそれがある。契約が複数に分かれることでコストの無駄にもなりやすい。さらに、多くのアプリの操作方法を学ぶことは学習コストもかかり、社内で利用が浸透しない場合もある。

 これらの課題に対し、Notionは複数アプリの機能を一つにまとめることで解消するという。ユーザーがNotionでさまざまな作業をすることで自然に情報が集約され、「Notionに全ての情報がまとまっている状況」を作れる。これによって情報のサイロ化や一体感の低下などを解消するだけでなく、運用費用やライセンス費用、アプリの学習コストを低減させることも可能だ。

注:Okta『業務アプリの利用動向に関する年次調査「Businesses at Work 2023」』(2023年2月16日)

Notionの基本的な機能

 Notionはさまざまな機能を持つが、主要な活用方法としては「Wiki」「プロジェクト管理(タスク管理)」「ドキュメント管理」「情報収集」などがあげられる 。デスクトップアプリ版とブラウザ版、モバイル版で利用可能だ。

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