SAPユーザー全体の約1割が回答した「SAP移行の現在地」 直面する課題が明らかに

電通国際情報サービスは2018年からSAPユーザーに意識調査を実施している。2022年は、SAPユーザー全体の約1割に当たる、232社のユーザーから回答を得た。調査の結果から、SAP S/4HANAへの移行を検討する企業や移行済みの企業が直面する、さまざまな課題が明らかになる。

 多くの日本企業が導入している「SAP ERP」(ECC6.0)は、2025年に標準サポートが終了し、エンハンストパッケージ(EHP)6以降を適用した場合でも2027年12月で延長サポートが終了する。移行を検討する企業は、移行先や費用、移行時期などに関するさまざまな不安を抱えている。

 そこで、アシストと電通国際情報サービスは2023年4月19日、「SAPユーザ232社を取材してわかったSAP S/4HANA移行課題と解決策」と題してウェビナーを開催した。電通国際情報サービスは2018年からSAPユーザーの意識調査を実施しており、今回はSAPユーザー全体の約1割、232社のユーザーから回答を得た。

 電通国際情報サービスの豊崎達也氏は、SAP S/4HANA(以下、S/4HANA)への移行に向けた課題について考察した。S/4HANAへの移行を検討する企業や移行済みの企業が直面する、さまざまな課題が明らかになる。

調査で分かる、SAP移行の現在地

 同調査に回答した、移行を検討しているSAPのユーザーの企業は、売り上げ規模から分かるように幅広い層になっている(図1)。売上規模が3000億円以下企業の回答が中心であった。

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