サイバー防御にも役立つ「ChatGPT」 悪人との競争が始まる

生成型AI「ChatGPT」はサイバーセキュリティにおいて、巧妙なフィッシングメールを作り出すなど、まず悪用に焦点が当たった。次は防衛側が利用する番だ。状況はどのように変化するのだろうか。専門家を置き換えるのだろうか。

 整った文章をいくらでも生成できる「ChatGPT」はサイバー攻撃者の強力な武器になる。これに対してサイバー防衛側もChatGPTの能力を生かそうとしている。複数のベンダーがChatGPTを自社製品に急いで組み込もうとしており、サイバーセキュリティ業界が慌ただしくなってきた。

防御の強化と脅威の両面から期待される生成型AI

 Microsoftは自社のセキュリティネットワークとグローバルな脅威インテリジェンス機能に最新の「GPT-4」を組み合わせ、2023年3月に「Microsoft Security Copilot」を発表した(注1)。Cohesityは2023年4月12日(注2)、自社のデータセキュリティ製品にMicrosoftのサービスとOpenAIを統合して脅威の検出と分類を強化する計画を発表した。これから何が起こるのだろうか。

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