クラウド電話の利用状況(2023年)前編

オフィス回帰時代にクラウド電話を導入する理由【実態調査】

テレワーク対応が一巡し、オフィス回帰の流れがある中で企業の電話環境はどのような状況なのだろうか。

 テレワーク対応やDX(デジタルトランスフォーメーション)推進といったことを背景に、クラウドサービスの活用が進んでいる。近年注目度が増したツールの一つとして挙げられるのが「クラウド電話」だ。グローバルインフォメーションが2023年10月に発表した市場調査レポート(注)によると、クラウドPBXの世界市場は2023年に171億4000万米ドル、CAGR15.18%と大きく成長し、2030年には461億9000万米ドルにまで達する見込みだ。

 実際に企業ではどこまで活用が進んでいるのか。本稿は、クラウド電話の利用状況について、キーマンズネット読者を対象にしたアンケート「クラウド電話の利用に関するアンケート(2023年)」(実施期間:2023年9月21日~10月13日、回答件数:252件)を基に、クラウド電話の企業利用率や利用範囲、満足度、トラブル事例などを紹介する。

クラウド電話の「全社利用」が急増中のワケ

 クラウド電話は、PBXをクラウドに設置することでスマートフォンなどからでも会社宛て(固定電話)の外線や内線を受電できる。その認知度を調査したところ「まあ理解している」(47.2%)が約半数で、「名前は聞いたことがある」(27.0%)、「詳しく理解している」(15.1%)が続いた(図1)。程度によらず「理解している」とした回答者は全体の62.3%を占め、2022年10月に実施した前回調査と比較して3.2ポイント増加した。

図1 クラウド電話についてどの程度知っているか

 次に、勤務先でのクラウド電話の導入状況を聞いた。

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