「弊社のドメイン名が売りに出てる」? ドメイン名の歴史とトラブル事例、手放し時

サービス終了したドメイン名をいつまで維持するのか悩んでいる方は多いでしょう。今回は、ドメイン名の歴史や私自身が遭遇したトラブルを振り返りつつ、ドメイン名を維持すべきか判断するためのポイントをお話しします。

情シス百物語

「IT百物語蒐集家」としてITかいわいについてnoteを更新する久松氏が、情シス部長を2社で担当した経験を基に、情シスに関する由無し事を言語化します。

 先立って2021年に終了したNTTドコモの「ドコモ口座」のドメイン「docomokouza.jp」が、「お名前ドットコム」の「.jpドメインオークション」で売りに出されるという事案がありました。現在はNTTドコモが取り戻している状態ですが、落札という形式を取ったのかどうかは明らかになっていません。

 昨今は中古ドメイン市場が存在しており、同様の事象が見られます。中には、価値の高いドメインを購入し、購入希望者に販売して利益を得るドメイン転売がされており、私自身、ドメイン名を巡るトラブルに遭遇したことがあります。

 サービス終了したドメインをいつまで維持するのかという悩みをお持ちの情シスも多いでしょう。今回はドメイン名の歴史や私自身が遭遇したトラブルを振り返りつつ、情シスが経営層を巻き込んでドメイン名を維持すべきか判断するためのポイントをお話しします。

ドメイン名の歴史、価値を持つようになった理由

 まず、ドメイン名の歴史や価値観の変遷についてをお話します。

人が認知しやすい文字記号としてのドメイン

 IPアドレスはインターネットにおける住所です。IPv4にせよIPv6にせよ、十進数や十六進数によって表現されるため、人が分かりやすいように文字列化したものが始まりです。インターネット黎明期に関わった研究者の人たちに話を聞くと「何でもよかった」という認識だったそうです。

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「IT百物語蒐集家」としてITかいわいについてnoteを更新する久松氏が、情シス部長を2社で担当した経験を基に、情シスに関する由無し事を言語化します。

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久松 剛
久松 剛

合同会社エンジニアリングマネージメント社長。博士(慶應SFC、IT)。IT研究者から、ベンチャー企業・上場企業3社でのITエンジニア・部長職を経て独立。大手からスタートアップに至るまで常時複数社でITエンジニア新卒・中途採用や育成、研修、評価給与制度作成、組織再構築、広報、AX・DX・FDEチーム組成などを幅広く支援。

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