あのメーカーのHDDが「故障ゼロ」 故障しやすいものはどれだ

HDDは比較的「枯れた」製品だが、故障のしやすさにはかなりの差がある。どのメーカーの、どのモデルのHDDが故障しやすいのだろうか。2023年夏の猛暑の影響はどうだったのだろうか。

 クラウドストレージサービスを提供するBackblazeは複数のデータセンターで10年以上、大量のHDDとSSDを運用してきた。同社は2023年11月14日に自社のデータセンターにおけるHDDの故障率などを統計レポートとして発表した。2023年第3四半期のデータだ。

 2022年第3四半期末の時点で、Backblazeは26万3992台のHDDとSSDを運用していた。そのうち4459台が起動ドライブ(3242台がSSD、1217台がHDD)だった。今回の統計レポートでは起動ドライブを除く25万9533台のHDDに焦点を当てた。実際の故障率の他、「生涯故障率」も算出した。HDDのサイズやモデルごとに、故障したHDDの「平均年齢」についても情報がある。以下、同社の統計レポートの内容を紹介しよう。

HDDの故障率はどうだったのか

 今回の統計レポートでは、2023年第3四半期にデータセンターで顧客のデータの保存に使用されたHDDを対象とした。分析したモデルはWestern DigitalのHGSTブランド、Seagate Technologyブランド、東芝ブランド、Western Digitalブランドの計32モデルだ。

 図1は2023年第3四半期における32モデルの統計データをまとめたものだ。

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