ID/パスワードの管理状況(2024年)/後編

2024年は脱パスワードが進むか? 企業規模で見る「パスキー」の導入割合

業務で利用するID/パスワード管理は煩雑になる一方だ。そこでシングルサインオンや多要素認証などパスワード以外の手法に目が向く。調査の結果、これらの認証方式が浸透し、パスキーを導入する企業も増えていることが分かった。

 社内外問わず業務で利用するシステムやサービスが増えれば、必然的にIDやパスワード管理の手間が増え、情報漏えいリスクも増してしまう。利用者視点での効率重視か、管理者視点でのセキュリティ重視か。このようなID/パスワードの運用管理の課題はどの企業でも直面するだろう。そこでキーマンズネットは「ID/パスワード管理に関するアンケート(2024年)」(実施期間:2024年2月21日~3月1日、回答件数:222件)を実施し、企業における現状を確かめた。

 後編では前編に引き続き、企業におけるID/パスワード管理の実態について紹介しよう。多要素認証やシングルサインオン(SSO)、パスキーについても興味深い結果が得られた。

SSOに多要素認証 パスワード以外の認証方法で最も注目されているのは?

 まず、ID/パスワード管理システムの導入及び導入予定企業に対し「導入目的」を聞いた。

 すると「シングルサインオンの実現のため」(50.0%)が最も多く、次いで「セキュリティ向上やリスクマネジメントなどのため」(43.2%)、「コンプライアンスや内部統制のため」(41.9%)、「社員の業務効率化のため」(41.9%)が上位に並んだ(図1)。

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