VPNが危ない どうすれば新手のサイバー攻撃を防げるのか?(1/2 ページ)

VPNを利用していても通信内容を盗まれてしまうサイバー攻撃の手法が見つかった。社外から社内にVPN接続した際にも情報が漏れるため、非常に危険だ。

 セキュリティ企業のLeviathan Security Group(以下、Leviathan)は、2024年5月6日、VPN(Virtual Private Network、仮想プライベートネットワーク)通信の安全性を脅かす攻撃手法「TunnelVision」を公開した。この攻撃では、ユーザーがVPNを利用していたとしても通信の内容が漏れてしまう。さらに攻撃されていてもユーザー側からは安全にVPNで接続されているように見えるため、非常に危険だ。

 まずは対策や企業に対する影響を紹介した後、攻撃の内容を解説する。

どうすればTunnelVisionに備えられるのか

 TunnelVision(CVE-2024-3661)を発見した研究者のリジー・モラッティー氏とダニー・クロンセ氏によれば、それぞれのVPNがTunnelVision攻撃に耐えられるかどうかを個別に検査するには膨大な時間がかかる。VPNは市場規模が非常に大きいからだ。この攻撃手法を発見した後、すぐにバグ報奨金やセキュリティ情報公開メールを通じて関連企業に通知したものの、うまくいかなかったという。なお、サイバーセキュリティ・インフラストラクチャセキュリティ庁(CISA)や電子フロンティア財団(EFF)にはTunnelVisionを発表する前に、可能な限り広範な情報公開に協力してもらったという。

VPNのユーザーができること

 攻撃者はいつでもTunnelVision攻撃に着手できる。ユーザーは機密性の高い内容を通信する際、信頼されていないネットワークを使わないようにしなければならない。VPNを使っているから安心だということにはならない。他にも対策はあるだろうか。

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