「生成AIは安全ではない」 AIのセーフガードが突破される危険性

個人的な利用とは異なり、企業で生成AIを利用する場合にはデータプライバシーや保護といった自社向けのセーフガードを構築する必要がある。企業は生成AIを利用する前にこのことを考慮できているだろか。そもそもセーフガードは機能するのだろうか。

 生成AI(人工知能)の能力は拡大する一方だ。だが、企業で生成AIを利用する場合は何らかの制限が必要だ。データプライバシーや保護、コンテンツフィルタリングといったセーフガードが不可欠だ。

大手企業のLLMにセーフガードの脆弱性あり

 そのため生成AIの中核技術「大規模言語モデル」(LLM)にはセーフガード機能をうたうものが少なくない。

 だが、大手企業が発表したLLMを研究機関が調査した結果、セーフガードには大きな弱点があることが分かった。どのような弱点だろうか。

 英国の科学イノベーション技術省(DSIT)の研究機関AI Safety Institute(AISI)が2024年5月20日に発表した研究によると(注1)、大手企業が発表した5つの大規模言語モデル(LLM)に内蔵されているセーフガードには効果がないという。

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Lindsey Wilkinson
Lindsey Wilkinson

「CIO Dive」記者。米国ジョージア州出身、アラバマ州立大学卒。アラバマ州立大学が発行する雑誌『Alice Magazine』編集長や、『The Crimson White』『Homeland Security Today』などへの寄稿などを経て、2022年5月より現職。AIがビジネスに与える影響を中心に取材している。

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