なぜIT投資は削られる? 予算を勝ち取るための“処世術”で対抗しよう

情シスはITインフラを支える重要な役割を担いますが、経営層からは必要以上にコスト削減を求められがちです。適切なIT投資を怠ると、セキュリティリスクや業務効率の低下を招く恐れがあります。本記事では予算確保の課題と対策を解説します。

情シス百物語

「IT百物語蒐集家」としてITかいわいについてnoteを更新する久松氏が、情シス部長を2社で担当した経験を基に、情シスに関する由無し事を言語化します。

 情シスは企業のITインフラやセキュリティを支える重要な役割を担っています。しかし毎年の予算策定時には、経営層から「そんなに必要なのか?」「ITコストをもっと削減できないのか?」といった疑問を投げかけられることが多いでしょう。

 システムが安定稼働していることが当然とされ、成果が目に見えにくいため、情シスの活動は過小評価されがちです。また、経営層の中にはITへの理解が乏しく、IT予算をコストとしてしか認識しないケースも見られます。

 しかし、適切なIT投資をしなければ、セキュリティリスクの増大や業務効率の低下、競争力の低下など、企業にとって致命的な問題を引き起こしかねません。本記事では、情シスが直面する予算確保の課題と、それに対抗するための戦略について詳しくお話していきます。

IT予算を構成する3つの要素

 IT予算の構成要素は3つに分類されます。まず、自社のIT投資がどのような役割を持っているのか確認してみましょう。

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「IT百物語蒐集家」としてITかいわいについてnoteを更新する久松氏が、情シス部長を2社で担当した経験を基に、情シスに関する由無し事を言語化します。

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この記事の著者

久松 剛
久松 剛

合同会社エンジニアリングマネージメント社長。博士(慶應SFC、IT)。IT研究者から、ベンチャー企業・上場企業3社でのITエンジニア・部長職を経て独立。大手からスタートアップに至るまで常時複数社でITエンジニア新卒・中途採用や育成、研修、評価給与制度作成、組織再構築、広報、AX・DX・FDEチーム組成などを幅広く支援。

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