セキュリティ人材の大量解雇、政府はサイバー脅威からどう守る?

米国のサイバーセキュリティが脅かされている。政府機関でこれらの業務を担当する人員が大量に解雇されるからだ。これは日本企業のサイバー防衛にも影響が及ぶ動きだ。

 ここ数カ月、トランプ政権は国家安全保障やサイバー業界の専門家から強く非難されている。中国やロシアをはじめとする国家主体のサイバー脅威が高まる中で、CISAの削減は米国の防御力を著しく弱体化させるという警告だ。日本のサイバー防衛を強化する際には、米国の政府機関と協力しているため、これは日本の企業にも影響が大きい。

 弱体化の動きはサイバー防衛の本丸とも言えるサイバーセキュリティ・インフラストラクチャセキュリティ庁(CISA)にも及んだ。CISAの大幅な人員削減が早ければ2025年4月7日の週から実施されるという報道を受けて、トランプ政権は議会やその他の関係者から改めて厳しい監視を受けている。

セキュリティ人材の大量解雇、政府はサイバー脅威からどう守る?

 「CBS News」の報道によると(注1)、CISAは解雇やその他のインセンティブを組み合わせて、最大1300人の職を削減する見込みだ。これは2025年1月時点の人員の40%に相当する。ニュースメディアを運営するAxiosによると(注2)、最初に自主退職を促す。次に自主退職の受け入れ状況に応じて、解雇通知を送付する対象を拡大する可能性があるという。

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