なぜCiscoの脆弱性は狙われたか 政府機関を襲う「ArcaneDoor」攻撃の脅威

Cisco Systemsのファイアウォール製品で見つかった複数の脆弱性が高度な攻撃者に悪用されている。このため、政府機関には緊急の修正が求められている。攻撃者はROMを改ざんして永続的に潜伏する手口を使うという。

 政府機関がネットワーク製品の脆弱性のために困難な状況に陥っている。

 原因はCisco Systems(以下、Cisco)のネットワーク製品で見つかった脆弱(ぜいじゃく)性だ。

 2025年9月23日(現地時間、以下同)、サイバーセキュリティ・インフラストラクチャセキュリティ庁(CISA)は米国の政府機関に対して、Ciscoのネットワーク製品に存在する複数の脆弱性を修正するよう命じた。CISAは「高度な攻撃者が複数のキャンペーンにおいて、これらの脆弱性を悪用している」と述べた。

政府機関を襲う「ArcaneDoor」攻撃の脅威

 CISAは緊急命令の中で「この攻撃活動は被害を受けた組織のネットワークに重大なリスクをもたらしている」とも述べた(注1)。CISAの命令では、脆弱なデバイスの特定と分析、修正の義務を各政府機関に課すスケジュールが定められている。

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