「メール暗号化はムダ」エンジニアがぶっちゃける、メールの構造的な欠陥とは?:863rd Lap

通信内容を第三者に盗み見られないよう、暗号化などの対策はもはや必須だ。しかし、あるセキュリティエンジニアは「メール暗号化はムダだ」と断言する。その理由は、メールのセキュリティ設計そのものにあるという。

 電子メールは1970年代初頭、ARPANET時代に誕生したレガシーな技術だ。2026年の現在においても、電子メールは依然として広く使われている情報伝達手段の一つである。

 一方で、インターネット全体の通信環境は、この数十年で大きく様変わりした。Web通信ではHTTPSが常識となり、チャットやメッセージングアプリではエンドツーエンド暗号化(E2EE)が標準機能として組み込まれている。通信の暗号化など内容を第三者に盗み見られない対策は、もはや特別な配慮ではなく、前提条件となった。

 だが、あるセキュリティエンジニアは「メール暗号化はムダだ」と断じた。運用の問題や利用者の不注意ではなく、電子メールが抱えるセキュリティ設計そのものに現代のセキュリティを前提としていない根本的な欠陥があるという。電子メールが抱える欠陥と、暗号化以外の有効策とは。

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