変わる情シス 2025秋 イベントレポート

IT資産管理は「経営課題」 ツール依存を脱し、事業を伸ばすガバナンス術

日本の生産性低迷の一因は、IT資産の放置にある。事業継続を左右するリスクへの対処や体制構築など、IT資産の真価を引き出し、事業成長を加速させるための「統治の本質」を解説する。

 日本の労働生産性が低迷する要因の一つに、IT投資の遅れとレガシーシステムの老朽化が挙げられる。現代のビジネスにおいて、IT資産は「ヒト、モノ、カネ」に並ぶ経営基盤であり、活用次第で事業成長も、深刻な情報漏えいリスクも招き寄せる。

 しかし、多くの企業では「ツールさえ導入すれば管理は万全」という誤解が根強く、IT部門の負担増と管理の形骸化を引き起こしている。IT資産管理はもはや事務作業ではなく、経営層が主導すべき「戦略的投資」だ。

 本記事は、IT資産管理を巡る「3つの誤解」を解き明かし、事業継続と競争力を左右する適切な実践プロセスを解説する。経営層とIT部門の認識のズレを解消し、IT資産の真価を引き出すための処方箋としてほしい。

本稿は、ITmediaが主催したオンラインセミナー「変わる情シス 2025秋」(2025年12月9日~12日)で、IT資産管理評価認定協会(SAMAC)副理事長/クロスビート創業者の篠田仁太郎氏が「今こそ経営層に知ってほしいIT資産管理の重要性 事業継続と競争力を左右する『IT資産』の真価と統治」というテーマで講演した内容を編集部で再構成したものだ。

IT資産管理ツールが事業継続に欠かせない理由

篠田仁太郎氏

 IT資産管理評価認定協会(SAMAC)副理事長の篠田仁太郎氏は、講演の冒頭で、「IT資産管理ツールは業務を効率化し、コストを最適化し、事業を継続的に発展させるための必須ツール」と述べ、IT資産管理の重要性を強調した。

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2018年10月に設立/主にIT分野における記事制作・ホワイトペーパー・動画編集を手掛けるコンテンツ制作企業。ウェブマーケティングやシステム開発分野を中心に、IT分野の専門家が多数在籍。 社内では、専門家へのインタビューを積極的に実施し、自社でも最新ITシステムを導入することで日々情報をキャッチアップ。 これらの専門知識を駆使し、IoT・サイバーセキュリティ・人工知能、システム開発、マーケティングなどを中心に年間2000本以上の記事編集を実施し、大手メディアの編集も多数手がけている。 公式Web:https://wehubworks.com/

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