コンテンツ制作現場でも進む生成AI活用、課題は「独自性」? B2B企業500人に調査
ITコミュニケーションズとB2Bマーケティングは、B2B企業の担当者を対象に、コンテンツ制作における生成AI活用の実態を調査した。活用が進む工程には偏りがあり、差別化につながる情報源の捉え方にも違いがあった。
ITコミュニケーションズとB2Bマーケティングは、B2B企業のコンテンツ制作における生成AI活用の実態を調査した。調査では、生成AIの利用が進みつつある一方で、活用の広がり方には工程ごとの差があることが明らかになった。
生成AIで時短できても、差別化はなぜ難しいのか
特に活用が進んでいたのは「情報収集・リサーチ」と「企画立案」で、AIを中心的(または補助的)に活用していると回答した割合は、情報収集・リサーチが59.8%、企画立案が60.2%だった。リリースでは、「壁打ちやたたき台の作成といった用途を中心に、上流工程での浸透が先行している」と説明している。
原稿の作成や編集の他、デザイン工程でも一定の活用は見られたが、コーディングや効果測定では相対的に低かった。生成AIはコンテンツ制作全体で一律に使われているというより、業務内容に応じて使い分けられている段階とみられる。
作業面では、いずれの工程でも「時間短縮を実感した」(大幅に短縮した、やや短縮した、わずかに短縮した)という回答を合計すると8割を超えた。ただし、「変化なし」や「増加」とする回答も一定数あったため、全ての業務で同じように効率化が進んでいるわけではないようだ。
一方で、独自性や専門性、信頼性の向上に役立つ情報源として最も多かった回答は「社内の専門家による知見・ノウハウ」の42.0%で、「自社独自のデータ・調査結果」の34.2%が続いた。一方で「生成AIによるアウトプット」は24.7%にとどまり、差別化につながる情報の源泉としては、人の知見や企業固有の情報が引き続き重視されていることがうかがえる。
なお、調査は2026年4月2日から4月5日にかけて、B2B企業の広報マーケティング、営業企画業務に携わる25~60歳の男女を対象に、インターネットリサーチで実施された。500人から有効回答を得た。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
ニュースピックアップ
関連記事
こんなメディアも見られています
キーマンズネットに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
アクセスランキング
-
1
Javaアプレットは、なぜ今も情シスを悩ませる? 残った業務システムの“延命”問題
-
2
「Claude」3倍高速化の裏で、Anthropic開発者が「あえてしなかったこと」:899th Lap
-
3
AIエージェントでサイバー攻撃は100倍速に 2026年最新事例から見る防御策とは
-
4
CodexやClaude Codeが作ったアプリ、実は「未完成」かも 本当に「完成」させる“5つの条件”
-
5
資料を食わせるだけで自動化できる、「NotebookLM」の"ズルい"使いこなし術
-
6
自治体、企業で進む「Google回帰」 事例で分かる「Gemini Notebook」の活用アイデア
-
7
Excelの10万行データを3分でAIに処理させる、M365 Copilotの使い方
-
8
なぜ、Microsoft 365 Copilotは「会社の仕事を理解する」のがうまいのか?
-
9
「閉じた環境」で生成AIをどう使うか 大分市が「庁内だけで使える環境」を構築
-
10
今日から始める「AIエージェント」入門 ~Gemini Enterprise編~
キーマンズネット SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
キーマンズネットをフォロー